学生が学校に行くといろいろな悩みを抱えるのと同じで、職場でもやはり様々な悩みや問題が起こるものです。
そこに人間がいる以上仕方のないことかもしれませんが、分析をして一つ一つ問題を解決していくことが得策だと言えます。
そんな中、職場の問題の一つに出世渋滞というものがあるのをご存知でしょうか。
学校を卒業して会社に入ったものの、頑張っても頑張ってもなかなか出世できないケースが多くあるのです。かつてはある程度頑張っていれば出世をしていき給与も上昇していくのが当たり前でした。
多くの会社の業績も右肩上がりだったため、楽に出世することができたのです。
ところが1991年のバブル崩壊を境に出世するのは一気に難しくなりました。不景気になったことにより、会社の規模を大きくすることができなくなったからです。
もちろん中には不景気の世の中でも伸びている会社があるのは事実です。ですが、多くの会社では、売り上げが落ちて会社の規模をなかなか広げることができない状況が続いています。
万が一、広げることができたとしても、すぐにしぼんでしまうかもしれない恐れもあります。
その結果、組織が広がらないため出世しにくくなる、という構造が出来上がってしまっている現状があります。組織が広がらなければ役職も少ないため、同期の間での出世はまさに、いす取りゲームになってしまうのです。
そんな世の中で出世するためには、いくつかのポイントがあります。
一つは上司に気に入られることです。これはお世辞を言うということではありません。上司から仕事での信頼を得ることを指します。
もう一つは敵が少ないことが条件になってきます。
敵が少ない人は、多くの人に支持されやすくなります。上の立場になっても敵が少なければ組織をまとめやすくなるため、予め周りの人とうまくやっていた方が自分の為になります。